アルゲース

アルゲース古希: Αργης, Argês)は、ギリシア神話に登場する単眼の巨人キュクロープス3兄弟の1人である。別名はアクモーニデース(Acmonides)[1]ピュラクモーン(Pyracmon)[2]である。その名は古典ギリシア語で「落雷[3]」を意味する。

長母音を省略してアルゲスとも表記される。

ガイアウーラノスの子で、ステロペースブロンテースの兄弟である[4][5]。ウーラノスは恐れて、キュクロープスとヘカトンケイルをガイアの腹の中に隠した[6]。その後、ティーターノマキアーの際にゼウスによって解放され、兄弟とともにゼウスの雷を鍛えた[7][8]

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ オウィディウス『祭暦』4巻288行。
  2. ^ ウェルギリウスアエネーイス』8巻425行。
  3. ^ フェリックス・ギラン『ギリシア神話』23頁。
  4. ^ ヘーシオドス神統記』140行。
  5. ^ アポロドーロス、1巻1・2。
  6. ^ ヘーシオドス『神統記』154行-158行。
  7. ^ ヘーシオドス『神統記』141行。
  8. ^ ヘーシオドス『神統記』501行-506行。

参考文献

神々
オリュンポス神
オリュンポス
十二神
下位神
ティーターン
ティーターン
十二神
後裔の神々
原初の神々
海洋の神々
河川の神々
ポタモイ
冥界の神々
クトニオス
その他の神々
ニュンペー
オーケアニス
ネーレーイス
ナーイアス
プレイアス
ヘスペリス
その他
怪物
英雄
出来事
アイテム
神殿
原典
芸術
関連項目
  • ポータル 神話伝承
  • カテゴリ カテゴリ