鴻島

曖昧さ回避 朝鮮海峡内にある韓国の島については「鴻島 (統営市)」をご覧ください。
鴻島
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成
鴻島の位置(岡山県内)
鴻島
鴻島
地理
場所 瀬戸内海
座標 北緯34度41分57.4秒 東経134度15分27.2秒 / 北緯34.699278度 東経134.257556度 / 34.699278; 134.257556座標: 北緯34度41分57.4秒 東経134度15分27.2秒 / 北緯34.699278度 東経134.257556度 / 34.699278; 134.257556
面積 2.07 km2 (0.80 sq mi)[1]
海岸線 12.0 km (7.46 mi)[1]
最高標高 148 m (486 ft)[1]
最高峰 鴻の鳥山[1]
行政
都道府県 岡山県の旗 岡山県
市町村 備前市旗 備前市
日生町
人口統計
人口 39(2015年時点)[1]
人口密度 18.84 /km2 (48.8 /sq mi)
言語 日本語
追加情報
時間帯
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海に面し別荘が建ち並ぶ鴻島。

鴻島(こうじま)は岡山県備前市日生諸島に属する。かつては甲島香島とも書かれた[1]日生港の南、約4kmに位置する[1]2015年国勢調査によると人口は39名[1]

歴史

延宝7年(1679年)に岡山藩の馬牧場となった後、元禄11年(1697年)に同藩の流刑地に指定された[1]。その後は無人島となっていたが、1927年昭和2年)に日生町開墾を奨励し、1930年(昭和5年)より頭島から18世帯が入植したことで再び有人島となった[1]。入植者たちは、葉タバコの栽培などを行っていた[1]第2次世界大戦後に入植が本格化し、近年はミカン栽培が盛んとなり、鴻島の北側に位置する曽島へ通ってミカン栽培をしていた例もある[2]

かつては、島内に日生町立日生西小学校鴻島分校[注釈 1]が設置されていたが、1993年(平成5年)に休校し、2017年(平成29年)に閉校した[1]

また、海水浴場があり、昭和末期より行われた土地開発で、島内には300軒を超える別荘が建設されている[1]

島内

亀の浦海水浴場[3]
鴻島神社
御所垣史跡[3]
よろづかげ[3]
亀の浦にある入江である。往来する船が水を汲んだ後である古井戸が2つある。
にちごえ小島[3]
泊山展望所[4]
島の中央にある展望所である。

交通アクセス

日生港から大生汽船の定期船が1日4便あり、所要時間は約15分。

出身者

注釈

  1. ^ 休校中の2005年(平成17年)に日生町備前市と合併したため、備前市立日生西小学校鴻島分校となった。

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m 公益財団法人日本離島センター 編『新版SHIMADAS』公益財団法人日本離島センター、2019年、358-9頁。ISBN 978-4-931230-38-5。 
  2. ^ 公益財団法人日本離島センター 編『新版SHIMADAS』公益財団法人日本離島センター、2019年、359頁。ISBN 978-4-931230-38-5。 
  3. ^ a b c d 『日生の観光と民俗』岡山民俗学会代表 土井卓治, 1954.7
  4. ^ 財団法人日本離島センター『日本の島ガイド SHIMADAS』日本離島センター, 1998.8, 228ページ
  • 『角川日本地名大辞典 33.岡山県』 角川書店、1986年

外部リンク

  • 岡山県企画振興部地域振興課による島の紹介


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印は本土・沖縄本島と橋で繋がらない有人島と架橋されている島嶼。印は一般利用可能な定期航路・航空路等を有しない未架橋の島嶼。
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