1万年堂出版

1万年堂出版
正式名称 株式会社1万年堂出版[PR 1]
英文名称 Ichimannendo Publishing Co. Ltd.[PR 1]
現況 継続中
種類 株式会社
出版者記号 925253[1]
取次コード 4752[1]
法人番号 7010001147790 ウィキデータを編集
設立日 2000年[PR 1][2][3]
代表者 代表取締役社長 西田隆[PR 1]
本社郵便番号 101-0052[PR 1]
本社所在地 東京都千代田区神田小川町2-4-20
第三大図ビル5F[PR 1][1]
得意ジャンル 親鸞の教えに関する書物、子育て本
関係する人物 高森顕徹[2][3][4]
外部リンク https://www.10000nen.com/
Twitter https://twitter.com/10000nen
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株式会社1万年堂出版は、2000年に浄土真宗親鸞会の出版部門として設立された日本の出版社[2][3]。2001年に出版した高森顕徹監修の『なぜ生きる(明橋大二,伊藤健太郎:共著)』がベストセラーとなった[2][5][3]明橋大二の「子育てハッピーアドバイスシリーズ」もベストセラーとなっている[6][7]

主な出版物に「なぜ生きるシリーズ」「光に向かってシリーズ」「こころシリーズ」「意訳で楽しむ古典シリーズ」「子育てハッピーアドバイスシリーズ」がある。

概要

2000年、浄土真宗親鸞会の出版社として設立された[2][3]。2012年には株式会社に組織変更されている[PR 1]。浄土真宗親鸞会会長・高森顕徹の著書『光に向かって100の花束(2000年)』『歎異抄をひらく(2008年)』などの書籍を出版し、新聞広告も行った[2][4][8][3]。『歎異抄をひらく』や、高森顕徹:監修の『なぜ生きる(明橋大二,伊藤健太郎:共著、2001年)』『歎異抄ってなんだろう(高森光晴,大見滋紀:共著、2021年)』は、ベストセラーになった[2][5]。ただし、これらの書籍には、親鸞会と出版社、著者、監修者との関係が明記されていない[2][5][3]

明橋大二の「子育てハッピーアドバイスシリーズ」は、累計500万部を超えるベストセラーとなった[6][7]。著者の明橋は、浄土真宗親鸞会系列の病院「真生会」で[9][4]心療内科部長を務めている[10]

『マンガでわかる仏教入門:知っているようで知らないブッダの言葉(2011年、伊藤健太郎:監修、太田寿:著)』など、布教のための漫画も出版している[11][PR 2]。『なぜ生きる』と『歎異抄をひらく』は、2016年[12]と2019年[13]にアニメ映画化された[PR 1][2][14]。これらのアニメ映画を漫画化した『なぜ生きる--蓮如上人と吉崎炎上(2019年、太田寿:漫画)』と『歎異抄をひらく(2020年、伊藤健太郎:解説、太田寿:漫画)』も出版している[15][16]

主な出版物

光に向かってシリーズ

  • 『光に向かって100の花束』(高森顕徹:著、2000年)
  • 『光に向かって123のこころのタネ』(高森顕徹:著、2002年)
  • 『光に向かって心地よい果実』(高森顕徹:著、2003年)

なぜ生きるシリーズ

こころシリーズ

  • 『親のこころ』(木村耕一、2003年)
  • 『こころの道』(木村耕一、2004年)
  • 『こころの朝』(木村耕一、2005年)
  • 「思いやりのこころ』(木村耕一、2007年)
  • 『まっすぐな生き方』(木村耕一、2010年)

子育てハッピーアドバイスシリーズ

  • 『子育てハッピーアドバイス』(明橋大二、2005年)
  • 『子育てハッピーアドバイス 知っててよかった 小児科の巻 増補改訂版』(明橋大二、2009年)
  • 『0-3歳のこれで安心子育てハッピーアドバイス』(明橋大二、2017年)
  • 『3-6歳のこれで安心子育てハッピーアドバイス』(明橋大二、2017年)
  • 『子育てハッピーアドバイス 大好き!が伝わるほめ方・叱り方』1~3(明橋大二、2011年)
  • 『HSCの子育てハッピーアドバイス』(明橋大二、2018年)
  • ほか

意訳で楽しむ古典シリーズ

  • 歎異抄をひらく』(高森顕徹:著、2008年)
  • 『こころ彩る徒然草 兼好さんとお茶をいっぷく』(木村耕一、2017年)
  • 『こころに響く方丈記』(木村耕一、2018年)
  • 『こころきらきら枕草子』(木村耕一、2018年)
  • 『美しき鐘の声 平家物語』1~3(木村耕一、2019年)

仏教

  • 『親鸞聖人の花びら』桜の巻・藤の巻(高森顕徹:著、2011年)
  • 『親鸞聖人を学ぶ』(伊藤健太郎,仙波芳一:共著、2014年)
  • 『人は、なぜ、「歎異抄」に魅了されるのか』(伊藤健太郎:著、2019年)
  • 『歎異抄ってなんだろう』(高森顕徹:監修、高森光晴,大見滋紀:共著、2021年)

ラジオ放送

2024年現在、全国のラジオ34局で、「1万年堂出版の時間」を週末の早朝に放送している[PR 5]。以前はこの時間帯で「浄土真宗親鸞会の時間」が放送されていた[PR 6]

脚注

[脚注の使い方]

注釈

出典

  1. ^ a b c “登録出版者の検索”. 日本図書コード管理センター. 2021年7月14日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j 島田裕巳『日本の10大カルト』幻冬舎、2024年4月24日、122-135「第5章 浄土真宗親鸞会」、210「おわりに 既存仏教、巨大新宗教、常識も『敵』になる」頁。ISBN 978-4344987265。 
  3. ^ a b c d e f g 『『宗教問題』15号:親鸞会とは何か』合同会社宗教問題、2016年8月31日、22-27 宮田秀成「元親鸞会会員が見た高森会長中心の『問題教団』の姿」頁。ISBN 978-4990852641。 
  4. ^ a b c 『週刊ダイヤモンド98巻46号(通号4355) 2010年11月13日 特集 宗教とカネ ; 驚愕の宗教ビジネスモデル』ダイヤモンド社、2010年11月13日、92頁。 
  5. ^ a b c d 別冊宝島編集部:編『日本の新宗教50--完全パワーランキング』宝島社、2017年4月19日、202-207「第七章 日本をザワつかせる過激な新宗教ベスト10--『反自民』で国政選挙にも登場 北陸の条真宗原理主義教団 浄土真宗親鸞会」頁。ISBN 978-4800270443。 
  6. ^ a b “明橋大二の大丈夫ですよ!子育て相談室”. 北日本放送. 2024年6月10日閲覧。
  7. ^ a b “関係性から考える子ども”. セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン. 2024年6月10日閲覧。
  8. ^ 藤倉善郎 (2021年4月4日). “朝日新聞が全面広告企画で偽装勧誘カルトの教祖本を抱き合わせ宣伝。寄稿者からも批判”. HARBOR BUSINESS Online. 2024年6月2日閲覧。
  9. ^ 森葉月『アジア文化研究 24号』国際基督教大学・アジア文化研究所、1988年3月30日、173-188「浄土真宗親鸞会――「ファンダメンタリズム」論の再検討に向けて――」頁。https://icu.repo.nii.ac.jp/records/2737 
  10. ^ 井原市主催 子育て支援講演会 2007.11.17
  11. ^ 渡邊直樹:編『宗教と現代がわかる本2015』平凡社、2015年3月7日、163「特集=マンガと宗教 宗教のことがよくわかるマンガを100作品以上紹介」頁。ISBN 978-4582703375。 
  12. ^ “すべての人を生き苦しさから解き放つ「なぜ生きる」の答えとは? 100万部突破の大ベストセラー書籍が劇場アニメ化”. ダ・ヴィンチWeb (2016年4月23日). 2024年6月10日閲覧。
  13. ^ “石坂浩二が親鸞聖人に 声優・増田俊樹と共演の劇場アニメ「歎異抄をひらく」公開決定”. 映画.com (2019年3月7日). 2024年6月7日閲覧。
  14. ^ 『『宗教問題』15号:親鸞会とは何か』合同会社宗教問題、2016年8月31日、54-58 古谷経衡「アニメ映画『なぜ生きる』は盛り上がりに欠ける凡作だった」頁。ISBN 978-4990852641。 
  15. ^ “漫画なぜ生きる―蓮如上人と吉崎炎上〈前編〉”. 紀伊國屋書店. 2024年6月10日閲覧。
  16. ^ “『マンガ歎異抄をひらく』 和田清人脚本・太田寿漫画・伊藤健太郎解説”. 西日本新聞 (2020年12月4日). 2024年6月10日閲覧。

記事主題の関係者による情報源

  1. ^ a b c d e f g h “会社情報”. 株式会社1万年堂出版. 2024年1月9日閲覧。
  2. ^ “マンガでわかる 仏教入門 知ってるようで知らないブッダの言葉”. 1万年堂出版. 2024年6月10日閲覧。
  3. ^ “なぜ生きる”. 1万年堂出版. 2024年6月10日閲覧。
  4. ^ “会長:高森顕徹先生の紹介”. 浄土真宗親鸞会. 2024年6月10日閲覧。
  5. ^ “ラジオ番組「1万年堂出版の時間」のご案内”. 1万年堂出版 (2024年3月14日). 2024年6月10日閲覧。
  6. ^ “浄土真宗親鸞会の時間”. 浄土真宗親鸞会. 2024年6月10日閲覧。

関連項目

外部リンク

  • 1万年堂出版公式サイト
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  • VIAF