賛美歌 (国歌)
この項目では、アイスランドの国歌について説明しています。その他の用法については「賛美歌」をご覧ください。 |
Lofsöngur | |
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和訳例:賛美歌 | |
エディンバラのロンドン通り15番地の記念板。この邸宅でのちにアイスランドの国歌となる「賛美歌」の一部が作曲された。 | |
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作詞 | Matthías Jochumsson |
作曲 | Sveinbjörn Sveinbjörnsson |
採用時期 | 1944年 |
試聴 | |
賛美歌(演奏) | |
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賛美歌(さんびか、アイスランド語: Lofsöngur)は、アイスランドの国歌。マッティーアス・ヨクムソン (Matthías Jochumsson) が作詞、スヴェインビェルン・スヴェインビェルンソン (Sveinbjörn Sveinbjörnsson) が作曲した。
メロディーは1874年のアイスランド入植1000周年を記念して、スヴェインビェルンソンがスコットランドのエディンバラ新市街に滞在中だった時に作曲されたものである。
歌詞は3番まであるが、一般的には1番のみ歌われる。しかし、音域が1オクターブを超えるゆえの歌いにくさや、もともと讃美歌として作曲されたこともあって宗教色が強い歌詞が批判の対象となり、学校などでの公的な場所で演奏されることは少ない。[1][2]
歌詞
原詩
アイスランド語 | IPA転写 |
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1. 2. 3. | 1. 2. 3. |
参考和訳
- 大地の神よ、神の大地よ
聖なる、聖なる御名を讃え奉る
天国の日と星々が授くは花輪
そなたの戦士らが編みしもの、時の賜物
神に、一日は千年とあり
千年の一日は、一日に過ぎず
涙を震わす永遠の、孤独の、小さき花は
神を慕い、枯れゆく
アイスランドの千年よ
アイスランドの千年よ
涙を震わす永遠の、孤独の、小さき花は
神を慕い、枯れゆく - 神よ、神よ、 深くひれ伏し
燃ゆる、燃ゆる御心にわが身を捧げん
主よ、先祖代々の主よ
神聖至極の言葉で祈りを捧げん
祈り、千年の星霜に感謝す
ただそなただけが護りなれば
祈り、 涙を震わせ感謝す
我々の運命を給いなれば
アイスランドの千年よ
アイスランドの千年よ
それは朝の霜なりけり、崩るる涙
輝く陽に暖き - 大地の神よ、神の大地よ
我は漂う藁と生きん
そなたが光と人生にあらざれば、死なん
闇からお救いなさらねば
ああ、幾朝も甘美な人生であれ
日々の試練の渦中の、御導きと
暮れの、至高の休息とご加護と
民の生きる道の標たれ
アイスランドの千年よ
アイスランドの千年よ
消えゆく涙とともに、民の暮らしの栄えんことを
神の王国の道にて
脚注
- ^ Taylor, Lesley Ciarula (2010年3月4日). “Things you never knew about national anthems”. Toronto Star. オリジナルの2017年4月26日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170426201438/https://www.thestar.com/news/world/2010/03/04/things_you_never_knew_about_national_anthems.html 2017年4月27日閲覧。
- ^ Erlingsdottir, Iris (2009年7月18日). “Iceland Independence Day: We Worship Our God (Mammon) And Die”. Huffpost. 2020年6月1日閲覧。
関連項目
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国連による世界地理区分。バチカンは国際連合非加盟。「その他」は国家の承認を得る国が少ない、または無い国であり、国際連合非加盟。国家承認を得た国連非加盟の国と地域の一覧も参照。 • 1 ウラル山脈以東はアジアに分類されることもある。 • 2 島嶼部はアジアにも分類され得る。また、トルコもヨーロッパに分類され得る。 |
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