第59回朝日新聞社杯競輪祭

第59回朝日新聞社杯競輪祭
小倉競輪場・GI
レース詳細
開催日 2017年11月23日) 〜 26日
レース結果
優勝  新田祐大 (福島県)
2位  北津留翼 (福岡県)
3位  平原康多 (埼玉県)
2016
2018

第59回朝日新聞社杯競輪祭は、2017年11月23日<>〜26日<>まで、小倉競輪場福岡県北九州市)で行われた競輪のGI競走である。

KEIRINグランプリ2017への道のり

当大会は、当年12月30日平塚競輪場で行われる、KEIRINグランプリ2017の出場権をかけた最後の一戦となる。当大会開幕直前までに、同レースへの優先出場権を得た選手は以下の4名。

平原康多 第32回読売新聞社杯全日本選抜競輪 優勝
三谷竜生 第71回日本選手権競輪 優勝
新田祐大 第68回高松宮記念杯競輪 優勝
渡邉一成 第60回オールスター競輪第26回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント 優勝

残る5名は、当大会の優勝者ないし、当年11月26日時点における賞金獲得額上位者から選出されるが、以下の1名が賞金獲得額上位者として出場を確定させている(賞金獲得額順位は当年当大会開幕直前時点による)。

以上の前提に立ち、実質的に決勝戦が行われるまでに残った椅子は4名。そして残る4名の争いは、

に加え、下記に記した決勝戦に進出したメンバーということになった[1]。このうち、賞金獲得額上位の武田、深谷、諸橋の3名は準決勝が終了した段階でグランプリ出場を確定させ、成田、郡司の2名は準決勝が終了した段階で脱落が決定した。

よって、当年11月25日に行われた準決勝終了時点では、実質的に残る1名が未決定となっていたが、決勝戦のメンバーの中で、グランプリの出場権を確定させているのは、優先出場権を得ている平原、新田と、獲得賞金上位者として確定させている深谷、諸橋の4人だけ。よって、それ以外の5名が優勝すれば、当該選手のグランプリ出場が確定し、平原、新田、深谷、諸橋の4名のいずれかが優勝した場合、最終日の完走を条件に桑原のグランプリ出場が確定となる。なお、桑原が落車・棄権あるいは失格した場合は、特別優秀戦に出場する郡司が確定。

以上の件を踏まえて行われたのが決勝戦である。

決勝戦

競走成績

車番 選手 登録地
着差 決まり手 上がり
(秒)
H/B 特記
1 1 新田祐大  福島県 SS 捲くり 10.6[7]
2 4 北津留翼  福岡県 S1 2車身 捲くり 10.7
3 5 平原康多  埼玉県 SS 1/2車身 11.0
4 8 木暮安由  群馬県 S1 3/4車身 11.2
5 2 諸橋愛  新潟県 S1 1車身 10.9
6 6 渡邉晴智  静岡県 S1 1/2車輪 11.2
7 3 金子貴志  愛知県 S1 1車輪 10.6
8 7 深谷知広  愛知県 S1 微差 10.8
9 9 山中秀将  千葉県 S1 大差 12.4 HB

配当金額

2枠連 2車連 3連勝 ワイド
複式 1=4 660円 1=4 1,880円 1=4=5 4,410円 1=4 630円
単式 1-4 960円 1-4 2,960円 1-4-5 19,120円 1=5 330円
4=5 1,010円

レース概略

[8] 山中が打鐘から一気に先行し、一列棒状で最終ホームを通過。最終2コーナーで3番手の木暮と6番手の新田がほぼ同時に仕掛ける。新田が先捲りの木暮を2センターでとらえて、圧勝で初の競輪王に輝いた(今季GI2勝目)。3コーナーから外を行った単騎の北津留が2着に届き、平原(5年連続の決勝進出)が3着に入った。

なおこのレースの結果、賞金枠の最後に滑り込む形で、桑原大志のグランプリ初出場が決まった。

特記事項

  • 4日制での競輪祭(1999年大会から)としては、今回が最後の大会となった。10月10日に、来年の第60回大会より6日制に戻し、さらにGI初のナイター開催とすることが発表されていた[9]
  • 10月のGI・寬仁親王牌に続いて今大会も、最終日も12レース制(敗者戦が1個増えて帰郷なし)となった。
  • 目標額は90億円だったが、四日間の総売上は、86億3769万8900円だった(昨年より約5億円弱アップ)[11]

競走データ

  • 山中秀将のみ、今回がGI初優出[15][16]。新田・平原・深谷・金子の4選手は、昨年および2013年大会の決勝メンバーでもあった。

脚注

  1. ^ Road to GP 競輪祭直前展望 グランプリ出場を賭けた最後の戦いが始まる! - KEIRIN.JP
  2. ^ レース競走結果 - KEIRIN.JP
  3. ^ 広島競輪 pdf
  4. ^ 別府競輪 pdf
  5. ^ レース詳細 2017年11月26日 12R - Kドリームス
  6. ^ バンクレコード - KEIRIN.JP
  7. ^ なお、小倉競輪場バンクレコードは10.5(スペインの旗 ホセ・アントニオ・エスクレド2006年7月6日に記録)[6]
  8. ^ 『第59回朝日新聞社杯競輪祭(GI)レポート』 最終日編 - KEIRIN.JP
  9. ^ 平成30年度 朝日新聞社杯競輪祭の見直しについて - KEIRIN.JP、2017年10月10日
  10. ^ テレビ放送予定
  11. ^ グレードレース開催日程 2017 KEIRIN.JP
  12. ^ 第59回朝日新聞社杯競輪祭 初日(11月23日)場内おすすめリポート - けいりんマルシェ、2017年11月24日
  13. ^ GI 3連単最高払戻金額を更新しました。 - KEIRIN.JP、2017年11月23日
  14. ^ 1,174,990円のGⅠ3連単最高払戻金額が出ました!! - けいりんマルシェ、2017年11月23日
  15. ^ 競輪祭決勝 参考データ - 名古屋けいりん 中日スポーツコラム、2017年11月26日
  16. ^ 初競輪王へ強烈捲り新田 競輪祭 【小倉】 - 西日本スポーツ、2017年11月26日

外部リンク・参考文献

  • Road to GP2017(選考用賞金獲得ランキング) - 3日目終了時点
1950年代
  • 51 第1回
  • 53 第2回
  • 55 第3回
  • 58 第4回
1960年代
  • 63 第5回
  • 64 第6回
  • 65 第7回
  • 66 第8回
  • 67 第9回
  • 68 第10回
  • 69 第11回
1970年代
1980年代
1990年代
  • 90 第32回
  • 91 第33回
  • 92 第34回
  • 93 第35回
  • 94 第36回
  • 95 第37回
  • 96 第38回
  • 97 第39回
  • 98 第40回
  • 99 第41回
2000年代
  • 00 第42回
  • 02 第43回
  • 03 第44回
  • 04 第45回
  • 05 第46回
  • 06 第47回
  • 07 第48回
  • 08 第49回
  • 09 第50回・1月
  • 09 第51回・11月
2010年代
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