本名孝至
本名 孝至(ほんみょう たかし、1944年〈昭和19年〉12月12日 - )は、日本の神職。淡路国一之宮、伊弉諾神宮宮司。
略歴・人物
1944年(昭和19年)、満洲国新京市生まれ[1]。本籍は静岡市[1]。生後間もなく母方の祖母が住んでいた静岡市に移り、終戦。静岡県立静岡高等学校卒業[2]。皇學館大学文学部国文学科卒業。専攻は上代文学[3]。高校は1年留年、大学は7年かけて卒業した。
大学卒業後の1971年(昭和46年)、静岡の神部神社、浅間神社、大歳御祖神社(通称静岡浅間神社)に奉職。同神社で権禰宜、禰宜。神職になって3年後の1974年(昭和49年)、七夕豪雨で社殿など多くの文化財指定の建造物が倒壊。それから15年間、保存修理の担当職員を兼務し、文化庁担当技官との人脈を構築。静岡浅間神社は徳川家が造営し「東海の日光」とも呼ばれ、仕様書など建築当時のものが残っており、担当するうちに古文書が読めるようになったため、文献通りの仕様を修理に反映させることができた[1]。
1989年(平成元年)、熱田神宮権禰宜、1990年(平成2年)、伊弉諾神宮禰宜[1]、2002年(平成14年)、同権宮司、2006年2月、伊弉諾神宮宮司[1]。兵庫県神社庁理事、神道政治連盟兵庫県本部長、伊勢神宮評議員、日本会議兵庫運営委員長、兵庫県教育再生機構理事[3]、神道政治連盟中央本部副幹事長などを歴任。2022年2月、神社本庁から特級授与[4]。2009年(平成21年)10月から8年半の間、産経新聞淡路版に「神々からの伝承」と題して毎週寄稿を続け、2018年(平成30年)3月、406回の連載を完結した[1]。
脚注
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関連項目
外部リンク
- 「日本のため奉仕続けたい」伊弉諾神宮の本名宮司 2022/9/9
- 淡路島と國生み傳承雑考 本名孝至 神道文化十八号抜刷(平成十八年十二月一日発行)
- 伊弉諾神宮 宮司 本名孝至さんの「大切にしている言葉」-ニッポンの社長直伝- YouTube
- DIALOGUE #02「国生みの島、淡路島。本当の豊かさがここにある。」伊弉諾神宮宮司 本名孝至
- BCN+R 国生み神話の里とお社を お守りして30年――第264回(上)
- BCN+R 「神々のご意向」に従い 流される間に間に生きる――第264回(下)
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