早川翼

早川 翼
はやかわ つばさ
Portal:陸上競技
選手情報
フルネーム 早川 翼
国籍 日本の旗 日本
競技 陸上競技
種目 長距離走
所属 トヨタ自動車
大学 東海大学理学部情報数理学科卒業
生年月日 (1990-07-02) 1990年7月2日(33歳)
生誕地 福井県の旗福井県おおい町
身長 168cm
体重 51kg
自己ベスト
3000m 8分03秒40(2017年)
5000m 13分46秒10(2012年)
10000m 28分06秒10(2015年)
ハーフマラソン 1時間02分34秒(2016年)
30km 1時間32分40秒(2014年)
マラソン 2時間26分28秒(2017年)
獲得メダル
陸上競技
ユニバーシアード
2011 深圳 ハーフマラソン
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早川 翼(はやかわ つばさ、1990年7月2日 - )は福井県出身の陸上競技選手。専門は長距離種目

おおい町立名田庄小学校おおい町立名田庄中学校福井県立美方高等学校東海大学卒。トヨタ自動車陸上長距離部陸上競技部所属[1]

人物・経歴

  • 高校時代は北信越大会で長野県の駅伝の名門・佐久長聖高校村澤明伸大迫傑、福井県内の強豪・鯖江高校窪田忍といった、のちに大学陸上界を牽引することになる有力選手たちとしのぎを削った。しかし全国区の大会では、個人でのインターハイ出場はあったものの予選落ち、全国高校駅伝への出場はなかった。
  • 同学年のトップ選手である村澤明伸が東海大学に進学するということを知り、自身も村澤を追って東海大学へ進学。入学から約一ヶ月後、周囲の注目が村澤に集まる中で迎えた関東インカレでは、村澤とともに1部5000mに出場。ラスト一周で村澤を交わし5位でゴールし周囲を驚かせた(村澤は早川に次ぐ6位)。その後も4年間、早川と村澤は切磋琢磨しながらチームを引っ張った。
  • 箱根駅伝では絶対的エースである村澤が毎年エース区間である2区を担っていたため、早川は他の重要区間を担当していた(1年‐3区、2・3年‐5区)。4年時には最後の箱根駅伝となる第89回箱根駅伝を目指して予選会に挑んだが、村澤を故障で欠いた東海大学はまさかの予選落ちを喫してしまった。そして予選会を東海大の選手のトップである全体の10位で走った早川は関東学連選抜のメンバーに選ばれ、1人本戦に出場。担当区間は東海大学で村澤が3年間走ったエース区間2区であった(区間10位)[2]。給水係は村澤が務め、わずか80mほどだが2人が併走する様子がテレビでも放送された。
  • 大学卒業後はトヨタ自動車に入社。大学時代以上の力を付け社会人2年目の全日本実業団陸上(2014年)では10000mに出場し日本人1位、全日本実業団駅伝(2015年)では最終区間7区を担当し、1位でタスキを受け取ると、2位以下をさらに離す区間賞の走りでトヨタ自動車4年ぶり2度目の優勝テープを切った[3]
  • 2015年の第99回日本選手権10000mに出場。28分39秒03という記録で走り、大学卒業後日清食品グループに入社した村澤と連なるように4位でゴールした[4]
  • 2016年の全日本実業団駅伝では1区を担当。区間順位こそ14位だったが先頭との差を10秒以内に抑える力走でチームの2連覇に貢献した。

駅伝戦績

大学駅伝戦績
学年 出雲駅伝 全日本大学駅伝 箱根駅伝
1年生
(2009年度)
第21回
東海大学
不参加
第41回
1区-区間4位
43分56秒
第86回
3区-区間6位
1時間04分04秒
2年生
(2010年度)
第22回
東海大学
不参加
第42回
1区-区間2位
42分54秒
第87回
5区-区間5位
1時間20分27秒
3年生
(2011年度)
第23回
1区-区間5位
23分10秒
第43回
1区-区間2位
43分40秒
第88回
5区-区間14位
1時間23分22秒
4年生
(2012年度)
第24回
東海大学
不参加
第44回
8区-区間5位
59分22秒
第89回
2区-区間10位
1時間11分31秒
実業団駅伝戦績
年度 大会 所属 区間 区間順位 記録 総合順位
2013年度
(入社1年目)
第53回中部・北陸実業団対抗駅伝競走大会 トヨタ自動車 1区 区間2位* 33分17秒 トヨタ自動車A2位
第58回全日本実業団対抗駅伝競走大会
出走なし
トヨタ自動車7位
2014年度
(入社2年目)
第54回中部・北陸実業団対抗駅伝競走大会 5区 区間賞 37分19秒 トヨタ自動車A優勝
第59回全日本実業団対抗駅伝競走大会 7区 区間賞 47分41秒 トヨタ自動車優勝
2015年度
(入社3年目)
第55回中部・北陸実業団対抗駅伝競走大会 1区 区間賞* 36分39秒 トヨタ自動車A優勝
第60回全日本実業団対抗駅伝競走大会 1区 区間14位 35分33秒 トヨタ自動車優勝
2016年度
(入社4年目)
第56回中部・北陸実業団対抗駅伝競走大会 5区 区間賞* 37分18秒 トヨタ自動車A優勝*
第61回全日本実業団対抗駅伝競走対抗 5区 区間4位 47分43秒 トヨタ自動車2位
2017年度
(入社5年目)
第57回中部・北陸実業団対抗駅伝競走大会 5区 区間賞 37分19秒 トヨタ自動車A優勝*
第62回全日本実業団対抗駅伝競走対抗 7区 区間賞 47分12秒 トヨタ自動車3位
*は区間順位の場合は区間新記録、総合順位の場合は大会新記録

自己ベスト

種目 記録 大会 備考
3000m 8分03秒40 2017年7月9日 ホクレン・ディスタンスチャレンジ北見
5000m 13分46秒10 2012年7月7日 ホクレン・ディスタンスチャレンジ
10000m 28分06秒10 2015年11月28日 八王子ロングディスタンス
ハーフマラソン 1時間02分34秒 2016年2月6日 全日本実業団ハーフマラソン
30km 1時間32分40秒 2014年2月14日 熊日30キロロードレース
マラソン 2時間26分28秒 2017年2月5日 別府大分毎日マラソン 初マラソン

脚注

  1. ^ “トヨタ自動車陸上長距離部‐選手・スタッフ紹介”. 2015年6月25日閲覧。
  2. ^ “箱根駅伝公式Webサイト”. 2015年6月25日閲覧。
  3. ^ “全日本実業団陸上競技連合”. 2015年6月25日閲覧。
  4. ^ 村澤は早川に次ぐ5位。
全日本実業団駅伝7区区間賞
毎年3月開催・伊勢市発着(全長83.5㌔)
  • 1957 室矢芳隆
  • 58 藤本義人
  • 59 杉崎隆志
  • 60 斉藤健也※2月開催
  • 60 作田誠一※12月開催
毎年12月開催・伊勢市発着(全長83.6㌔)
  • 1961 玉分秀毅
  • 62 代本丈春
  • 63 高橋美紀
  • 64 大谷治男
  • 65 西本克巳
毎年12月開催・伊勢市発着(全長83.0㌔)
  • 1966 中城幸夫
  • 67 片山勝
  • 68 藤沢修
  • 69 中城幸夫
毎年12月開催・伊勢市発着(全長99.4㌔)
毎年12月開催・伊勢市発着(全長99.0㌔)
12月開催・彦根市発着(全長84.4㌔)
元日開催・前橋市発着(全長84.9㌔)
  • 1988 井手健二
毎年元日開催・前橋市発着
(区間16.4㌔/全長86.3㌔)
毎年元日開催・前橋市発着
(区間15.5㌔/全長100.0㌔)
毎年元日開催・前橋市発着
(区間15.6㌔/全長100.0㌔)
  • *は現行区間の区間記録
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