日本往生極楽記
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『日本往生極楽記』(にほんおうじょうごくらくき)は、平安時代中期に慶滋保胤(? - 1002年)が編纂した往生伝。成立は寛和年間(985年 - 987年)頃と見られている。
「往生伝」とは、極楽往生をしたものの伝記またはその伝記を集めたもので、『日本往生極楽記』は日本で最古の往生伝とされる。この書は、聖徳太子をはじめとして、皇族から僧・庶民にいたる計45人の極楽往生の伝記を載せ、保胤の浄土信仰に基づいて編纂されたものである。
『日本思想大系7 往生伝・法華験記』 (井上光貞・大曽根章介校注、岩波書店)に所収。
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