女流棋聖戦

曖昧さ回避 この項目では、日本の女流棋聖戦について説明しています。
  • 韓国の女流棋聖戦については「女流棋聖戦 (韓国)」をご覧ください。
女流棋聖戦
女流棋戦
正式名称 ドコモ杯女流棋聖戦
概要
主催 日本棋院
協賛 NTTドコモ
協力 関西棋院
優勝賞金 500万円
挑戦手合 三番勝負
持ち時間 無し
秒読み 1手30秒、1分の考慮時間10回
開催時期 挑戦手合: 1-2月
本戦: 前年10-12月
記録
現女流棋聖 上野梨紗(第27期)
名誉称号 謝依旻(名誉女流棋聖)
最多優勝 謝依旻 7回
最長連覇 謝依旻(5連覇)
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ドコモ杯女流棋聖戦(ドコモはい じょりゅうきせいせん)は、囲碁の女流棋士による棋戦。1997年に創設。囲碁・将棋チャンネルで放映される。本戦の収録は原則竜星スタジオ(日本棋院会館内)、挑戦手合三番勝負は、毎年1月に第1局を神奈川県平塚市のホテルサンライフガーデンで対局し、第2局・第3局を竜星スタジオで行われ、その模様は11月から翌年3月まで日曜夜に放送される。挑戦手合の勝者は女流棋聖のタイトル称号を得る。読売新聞主催の棋聖戦とは無関係。

方式

  • 予選は自由参加。本戦は、前年挑戦手合敗者とタイトルホルダーのシードと、予選を勝抜き者の計16名によるトーナメント戦。第1期は決勝三番勝負、第2期以降は前年優勝者とトーナメント優勝者による挑戦手合三番勝負。
  • コミは、1-6期は5目半、7期以降6目半。
  • 持時間は1手30秒、1分単位で10分の考慮時間。いわばNHK杯形式。
  • 5連覇で名誉女流棋聖の資格を得る。

歴代優勝者と挑戦手合

○●は勝者から見た勝敗、失冠*

開催年 優勝 勝敗 準優勝
1 1998年 小林泉美 ○○ 小林千寿
開催年 女流棋聖 勝敗 準優勝
2 1999年 小林泉美 ○●○ 杉内寿子
3 2000年 知念かおり ○○ 小林泉美*
4 2001年 知念かおり ○●○ 加藤啓子
5 2002年 知念かおり ○●○ 小川誠子
6 2003年 知念かおり ●○○ 加藤啓子
7 2004年 万波佳奈 ○●○ 知念かおり*
8 2005年 知念かおり ○○ 万波佳奈*
9 2006年 万波佳奈 ○●○ 知念かおり*
10 2007年 梅沢由香里 ○●○ 万波佳奈*
11 2008年 梅沢由香里 ○○ 向井千瑛
12 2009年 梅沢由香里 ○●○ 加藤啓子
13 2010年 謝依旻 ○○ 梅沢由香里*
14 2011年 謝依旻 ○○ 梅沢由香里
15 2012年 青木喜久代 ●○○ 謝依旻*
16 2013年 謝依旻 ○○ 青木喜久代*
17 2014年 謝依旻 ○○ 青木喜久代
18 2015年 謝依旻 ○○ 小西和子
19 2016年 謝依旻 ○○ 吉原由香里
20 2017年 謝依旻 ○●○ 牛栄子
21 2018年 上野愛咲美 ○○ 謝依旻*
22 2019年 上野愛咲美 ○○ 藤沢里菜
23 2020年 鈴木歩 ○●○ 上野愛咲美*
24 2021年 上野愛咲美 ●○○ 鈴木歩*
25 2022年 上野愛咲美 ○○ 鈴木歩
26 2023年 仲邑菫 ●○○ 上野愛咲美*
27 2024年 上野梨紗 ●○○ 仲邑菫*

記録

  • 最多優勝 謝依旻 7回
  • 最多連覇 謝依旻 5連覇(名誉女流棋聖)
  • 最年少優勝 仲邑菫 13歳11か月(第26期女流棋聖戦)
  • 最年少挑戦 仲邑菫 13歳10か月(第26期女流棋聖戦)
  • 最年少本戦勝利 仲邑菫 11歳7か月(第24期女流棋聖戦)
  • 最年少本戦入り 仲邑菫 10歳5か月(第23期女流棋聖戦)
  • 最年少対局 仲邑菫・上野梨紗 合計25歳10ヶ月(第24期女流棋聖戦)

関連項目

  • 竜星戦(囲碁・将棋チャンネル主催のテレビ棋戦)

外部リンク

  • 女流棋聖戦 - NTTドコモ
  • 女流棋聖戦 - 日本棋院
女流棋戦年間
女流棋聖 女流名人 女流立葵杯 扇興杯 女流本因坊 テイケイ杯
1-2月 3月 6-7月 7月 10-11月 12月
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七大タイトル
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  • 趙治勲(第5-9期)
  • 小林光一(第13-19期)
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名誉天元
名誉碁聖
  • 大竹英雄(第5-10期)
  • 小林光一(第13-18期)
  • (井山裕太〈第37-42期〉)
名誉十段
  • (不在)
その他のタイトル
名誉日本棋院選手権者
名誉NHK杯選手権者
  • 坂田栄男(第4-6期、8-9期、11-12期、19期、23-24期、29期)
名誉関西棋院第一位
名誉女流本因坊
  • 謝依旻〈第26-31期、34期、36期〉)
名誉女流名人
  • (謝依旻〈第20-28期〉)
  • 藤沢里菜〈第29-33期〉)
名誉女流立葵杯
名誉女流棋聖
  • (謝依旻〈第13-14期、16-20期〉)
括弧のない棋士は名誉称号を名乗れる棋士(故人を含む)、括弧のある棋士は名誉称号を名乗ることのできない有資格者。
有資格者は、現役で60歳を迎えるか引退時、もしくは棋戦10連覇(本因坊戦は9連覇)達成時に名誉称号を名乗ることができる。