ビリー・シャーウッド

ビリー・シャーウッド
Billy sherwood
イエス 50周年ツアーより(2018年)
基本情報
出生名 William Wyman Sherwood
生誕 (1965-03-14) 1965年3月14日(59歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ネバダ州ラスベガス
ジャンル ロック
プログレッシブ・ロック
ハード・ロック
職業 ミュージシャン、マルチプレイヤー、音楽プロデューサー
担当楽器 ボーカルギター、ベース、キーボード、ドラムス
レーベル フロンティアーズ・レコード
Cleopatra Records
チェリー・レッド・レコード
共同作業者 ロジック
ワールド・トレイド
イエス
コンスピラシー
サーカ
YOSO
ザ・プログ・コレクティヴ
公式サイト billysherwood.com

ビリー・シャーウッドBilly Sherwood1965年3月14日 - )は、アメリカ合衆国出身のロック・ミュージシャン、マルチプレイヤー、音楽プロデューサー

主にプログレッシブ・ロックバンド「イエス」の活動で知られる。多彩な才能を発揮し、様々なプロジェクトに関わりを持つ。

概要・略歴

1980年代には、実兄のマイケル・シャーウッドとともに「ロジック」というバンドで活動していた。解散後はガイ・アリソンらと「ワールド・トレイド」を結成。ベースとボーカルを担当する。このバンドのセカンド・アルバム『ユーフォリア』には、ビリーが多大な影響を受けたクリス・スクワイアが、ベースやコーラスでゲスト参加。

1989年、イエスを脱退したジョン・アンダーソンの後任ボーカリスト候補として制作に関わりを持ち、この時期にレコーディングされた楽曲「Love Conquers All」がイエスのコンピレーション・アルバム『イエスイヤーズ』に収録されている。また、1991年、アルバム『結晶』の中の一曲「The More We Live-let go」でエディ・オフォードと共同プロデューサーを担当している。プレイヤーとしてステージを踏んだのは1994年のアルバム『トーク』ツアーで、ギター・ベース・キーボードを担当するサポートメンバーとしてだった。

1997年、イエスに正式に加入。アルバム『オープン・ユア・アイズ』にはキーボード・プレイヤーとして、1999年発売のアルバム『ラダー』では本来のポジションであるギタリストとして参加している。イエス在籍期間中は、(プレイヤーというよりは)作曲・アレンジ面で大きな貢献をするとともに、ステージではトレヴァー・ラビン時代の楽曲でリードギターを担当した。音楽性の相違にて、2000年3月の演奏ツアー後に脱退している。

脱退後もクリス・スクワイアとアルバム制作をした他、2007年アラン・ホワイトトニー・ケイジミー・ホーンと「サーカ」、およびそのスピン・オフ的なバンド「YOSO」を結成した。

その他にも、プログレ・バンドへのトリビュート・アルバムを多数、企画・制作している。

2015年、クリス・スクワイアが病気療養のためにイエスのツアーへの不参加を表明し、臨時に自身がツアーに代行参加することを発表。ツアーが始まる前にクリスが死去したため[1]、終了後も引き続きメンバーとして名を連ねた。

2017年、「ワールド・トレイド」名義で、22年ぶりのアルバムを発表[2]

ディスコグラフィ

ソロ・アルバム

  • 『ザ・ビッグ・ピース』 - The Big Peace (1999年)
  • 『ノー・コメント』 - No Comment (2003年)
  • 『アット・ザ・スピード・オブ・ライフ...』 - At the Speed of Life (2008年)
  • 『オネイオロジー』 - Oneirology (2010年)
  • 『ホワット・ワズ・ザ・クエッション』 - What Was the Question? (2011年)
  • 『ジ・アート・オブ・サバイバル』 - The Art of Survival (2012年)
  • 『ディヴァイデッド・バイ・ワン』 - Divided by One (2014年)
  • 『シチズン』 - Citizen (2015年)[3]
  • 『シチズン・イン・ザ・ネクスト・ライフ』 - Citizen In The Next Life (2019年)[4]

参加作品

ロジック
  • Nomadic Sands (1985年)
ワールド・トレイド
  • 『ワールド・トレイド』 - World Trade (1989年)
  • 『ユーフォリア』 - Euphoria (1995年)
  • 『ユニファイ - 統合論理』 - Unify (2017年)
イエス
  • 『オープン・ユア・アイズ』 - Open Your Eyes (1997年)
  • 『ラダー』 - The Ladder (1999年)
  • ハウス・オブ・イエス』 - House of Yes: Live from House of Blues (2000年)
  • 『海洋地形学の物語&ドラマ:ライヴ・アクロス・アメリカ』 - Topographic Drama – Live Across America (2017年)[5]
  • 『ザ・クエスト』 - The Quest (2021年)
コンスピラシー
  • 『コンスピラシー』 - Conspiracy (2000年) ※DVDの付いた再発盤もある。旧邦題『CONSPIRACY~共謀』
  • The Unknown (2003年)
  • 『コンスパイレイシー・ライヴ』 - Conspiracy Live (2006年)
サーカ
  • 『サーカ・ファースト・アルバム』 - CIRCA: 2007 (2007年)
  • 『ライヴ』 - CIRCA: Live (2008年)
  • 『ヘッド・クオーター(サーカ・セカンド・アルバム)』 - CIRCA: HQ (2009年)
  • CIRCA: Overflow (2009年)
  • 『アンド・ソー・オン&オーヴァーフロウ』 - And So On (2011年) ※上記アルバムをカップリング
  • Live From Here There & Everywhere (2013年)
  • 『ヴァレー・オブ・ザ・ウィンドミル - 風車の谷の物語』 - Valley of the Windmill (2016年)[6]
YOSO
  • 『エレメンツ -要素-』 - Elements (2009年)
ザ・プログ・コレクティヴ
  • 『ザ・プログ・コレクティヴ』 - The Prog Collective (2012年)
  • Epilogue (2013年)
メイベル・グリアーズ・トイショップ
  • New Way of Life (2015年)
ビリー・シャーウッド & トニー・ケイ
  • Live in Japan (2016年)

脚注

  1. ^ “イエス、クリス・スクワイアが死去”. BARKS (2015年6月29日). 2018年1月13日閲覧。
  2. ^ “イエスで知られるビリー・シャーウッド率いるワールド・トレイド 22年ぶりの新アルバム『Unify』を発売”. amass (2017年5月31日). 2018年1月13日閲覧。
  3. ^ “クリス・スクワイアのラストプレイがうねる、ビリー・シャーウッドのプログレ大作”. BARKS (2015年10月28日). 2018年1月13日閲覧。
  4. ^ “イエスでも活躍 ビリー・シャーウッドが新ソロ・アルバム『Citizen: In The Next Life』発売、1曲試聴可”. amass.jp. 2019年6月17日閲覧。
  5. ^ “英プログレッシヴ・ロック・バンド、イエス(Yes)が最新ライヴ・アルバムをリリース”. TOWER RECORDS (2017年10月6日). 2018年1月13日閲覧。
  6. ^ “ビリー・シャーウッド「インスパイアされた物がそこにあるだけだ」”. BARKS (2016年7月18日). 2018年1月13日閲覧。

外部リンク

  • 公式ウェブサイト
イエス

ジョン・デイヴィソン | スティーヴ・ハウ | ジェフ・ダウンズ | ジェイ・シェレン | ビリー・シャーウッド

ジョン・アンダーソン | クリス・スクワイア | ビル・ブルーフォード | ピーター・バンクス | トニー・ケイ | リック・ウェイクマン | アラン・ホワイト | パトリック・モラーツ | トレヴァー・ホーン | トレヴァー・ラビン | イゴール・コロシェフ | オリヴァー・ウェイクマン | ベノワ・ディヴィッド
スタジオ・アルバム

イエス・ファースト・アルバム | 時間と言葉 | イエス・サード・アルバム | こわれもの | 危機 | 海洋地形学の物語 | リレイヤー | 究極 | トーマト | ドラマ | ロンリー・ハート | ビッグ・ジェネレイター | 閃光(ABWH) | 結晶 | トーク | キーズ・トゥ・アセンション | キーズ・トゥ・アセンション2 | オープン・ユア・アイズ | ラダー | マグニフィケイション | フライ・フロム・ヒア | ヘヴン&アース | ザ・クエスト | ミラー・トゥ・ザ・スカイ

ライヴ・アルバム

イエスソングス | イエスショウズ | 9012ライヴ | イエス・ミュージックの夜(ABWH) | BBCセッション1969〜1970 サムシングス・カミング | ハウス・オブ・イエス | シンフォニック・ライヴ | ライヴ・イヤーズ | ライヴ・アット・モントルー2003 | ソングス・フロム・トンガス | ユニオン・ツアー1991 | ライヴ・フロム・リヨン | “イエス・サード・アルバム”&“究極”完全再現ライヴ〜ライヴ・イン・ブリストル 2014 | プロジェニー:1972 ライヴ | “危機”&“こわれもの”完全再現ライヴ〜ライヴ・イン・アリゾナ 2014 | “海洋地形学の物語”&“ドラマ”〜ライヴ・アクロス・アメリカ | 50周年記念ライヴ

コンピレーション・アルバム

イエスタデイズ | クラシック・イエス | イエスイヤーズ | イエスストーリー | ベスト・オブ・イエス | イエス・フレンズ&レラティヴズ | ベスト・オブ・イエス (1970-1987) | キースタジオ | IN A WORD:ヒストリーBOX | アルティメイト・イエス | イエス・リミックス

映像作品

イエスソングス | 9012ライブ | イエスイヤーズ | 暦 | ライヴ 1975 | ライブ・イン・フィラデルフィア | イン・ザ・ビッグ・ドリーム(ABWH) | ハウス・オブ・イエス | キーズ・トゥ・アセンション Vol.1 / Vol.2 | シンフォニック・ライヴ | イエススピーク | イエス・アコースティック | ロスト・ブロードキャスト

トリビュート・アルバム
プロデューサー
関連バンド
アルバムまたはツアー参加者
ABWHを含む)

クライヴ・ベイリー | エディ・ジョブソン | トニー・レヴィン | マット・クリフォード | ミルトン・マクドナルド | ジェフ・バーリン | ジュリアン・コルベック | スティーヴ・ポーカロ | ロジャー・ホジソン | ラリー・グルーペ | ジミー・ホーン | ルイス・ジャーディン | トム・ブリスリン | ジェイ・シェレン | ディラン・ハウ

関連人物・項目
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