ドアノッカー
ドアノッカー(英: door knocker)は玄関などの扉、門、フェンスなどに取り付けられている叩き金のこと[1]。
欧米
イスラーム圏
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- 2つのドアノッカーがついた扉。伝統的に女性と男性で別のノッカーを用いていた。
モロッコ、フェズ - ドアノッカー
トルコ、エユップ・スルタン・モスク - ドアノッカー
サウジアラビア、サウード王モスク - ドアノッカー
イラン、Haji Bulagi House - ドアノッカー
イラン、Behnam House
南アジア
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- ドアノッカー
ブータン、セムトッカ・ゾン
東アジア
中国語では門環(簡体字中国語: 门环、繁体字中国語: 門環)、門鈸(簡体字中国語: 门钹、繁体字中国語: 門鈸)、鋪首(簡体字中国語: 铺首、繁体字中国語: 鋪首)という。
厳密にいえば門鈸と鋪首は、門環の台座である。
門鈸は、シンバルのような形で、円・六角形・八角形の形をしている。
鋪首は、椒図(しょうず)・饕餮(とうてつ)・獅子・虎・螭首(ちしゅ)等の顔を象っており[2]、リングなしで単に装飾として使われたり、扉以外に青銅器や陶器に取っ手として取り付けることもある。
古代の中国では住居の門環には厳格な等級規定があった。例えば明史によると、「親王府の4つの正門は朱漆金釘銅環、公王府の大扉は緑の銅環、一二品官の扉には緑で獣面の錫環、三から五品官の扉には黒の錫環、六から九品官の扉には黒の鉄環…」とされた[3]。
- 門環、铺首
シンガポール、莲山双林寺 -
- 門環、铺首
中国、漢代の墓から発掘されたもの(香港歴史博物館蔵) -
- リングなしで、装飾として取り付けられた鋪首
中国、紫禁城 - 扉以外に取っ手として取り付けられた鋪首
中国、紫禁城 - ドアノッカー
ベトナム
日本
出典
関連項目
- 呼び鈴(ドアチャイム)
- インターホン(ドアホン)
- 3.7 cm PaK 36 - ドイツ陸軍の対戦車砲で、蔑称がドアノッカー
外部リンク
- "Heurtoir" - French dictionary of architecture – フランスのドアノッカーの図解 (フランス語)
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