シェール・バハドゥル・デウバ

シェール・バハドゥル・デウバ
शेरबहादुर देउवा
ネパールの旗 第45・51・54・63・65代 ネパール首相
任期
2021年7月13日 – 2022年12月26日
大統領ビドヤ・デビ・バンダリ
前任者K.P.シャルマ・オリ
後任者プラチャンダ
任期
2017年6月7日 – 2018年2月15日
大統領ビドヤ・デビ・バンダリ
前任者プラチャンダ
後任者K.P.シャルマ・オリ
任期
2004年6月4日 – 2005年2月1日
君主ギャネンドラ・ビール・ビクラム・シャハ
前任者スーリヤ・バハドゥル・タパ
後任者ギリジャー・プラサード・コイララ
任期
2001年7月26日 – 2002年10月4日
君主ギャネンドラ・ビール・ビクラム・シャハ
前任者ギリジャー・プラサード・コイララ
後任者ロケンドラ・バハドゥル・チャンダ
任期
1995年9月12日 – 1997年36月12日
君主ビレンドラ・ビール・ビクラム・シャハ
前任者マン・モハン・アディカリ
後任者ロケンドラ・バハドゥル・チャンダ
さらなる経歴
ネパールの旗 内務大臣(英語版)
任期
1991年 – 1994年
君主ビレンドラ・ビール・ビクラム・シャハ
首相ギリジャー・プラサード・コイララ
前任者Yog Prasad Upadhyay
後任者K.P.シャルマ・オリ
ネパール会議派党首
現職
就任
2016年3月7日
前任者スシル・コイララ
ネパール下院議員
現職
就任
2018年3月4日
前任者自分自身(議会議員として)
任期
1991年5月 – 2008年4月
前任者(発足)
後任者自分自身 (制憲議会議員として)
ネパール制憲議会議員 / 第2次ネパール制憲議会(英語版)議員
任期
2008年5月28日 – 2017年10月14日
前任者自分自身(下院議員)
後任者自分自身(下院議員)
個人情報
生誕 (1946-06-13) 1946年6月13日(77歳)
ネパール王国ダンデルドゥラ郡(英語版)アシグラム(英語版)
政党ネパール会議派 (2002以前、2007以降)
協力政党ネパール会議派民主 (2002-2007)
配偶者アルズ・ラナ・デウバ(英語版)
出身校トリブバン大学
内閣第5次デウバ内閣(英語版)
公式サイトopmcm.gov.np

シェール・バハドゥル・デウバネパール語:शेरबहादुर देउबा, Sher Bahadur Deuba, 1946年1月13日 - )は、ネパール政治家。現在、ネパール会議派党首(2期目)。同国首相(5期目、第45・51・54・63・65代)を歴任。

生涯

シェール・バハドゥル・デウバ

2002年10月のギャネンドラ国王クーデターでは首相の地位を追われている。しかし、デウバの復帰を求める政治的抵抗に押されて、2004年にギャネンドラはスーリヤ・バハドゥル・タパに代えて彼を首相の地位に復帰させた。

2005年2月1日、 ギャネンドラは政府を解散し、再びデウバを解任し、親政を行う。同年6月から2006年2月13日まで、国王はデウバを汚職の罪で投獄した。

これより先、2002年にデウバはネパール会議派におけるギリジャー・プラサード・コイララの独裁的な党運営に反発してネパール会議派民主を結成するが、2007年9月21日に両党は再び統合する。

2008年4月10日の制憲議会選挙で、デウバは小選挙区で当選している。同年の首相選挙にネパール会議派から立候補したが、毛派プラチャンダに敗れた。2017年6月7日より4期目の首相を務めたが、ネパール会議派党首として臨んだ2017年ネパール総選挙(英語版)ではネパール共産党統一マルクス・レーニン主義派に第1党の座を明け渡し、2018年2月15日に首相を退任[1]

2020年末より後任のK.P.シャルマ・オリ首相が2度ほど下院解散を試みたがいずれも最高裁に却下され、特に2021年5月22日にオリ首相がビドヤ・デビ・バンダリ大統領に進言し下院が解散された後にはネパール会議派などからデウバを首相に就任させるよう請願が出され、最高裁は7月12日に5月22日の下院解散を無効としたほか、オリ政権存続も認めず、バンダリ大統領に対し2日以内にデウバを首相に就任させるよう命じた[2]。これを受け7月13日にバンダリ大統領より首相に任命され、5度目の首相就任となった[3]

2022年11月の議会総選挙後の連立交渉の結果、プラチャンダK.P.シャルマ・オリの両元首相が交互に首相を務めることとなり、デウバは首相を降りることとなったが、ネパール会議派党首には再選された[4]

脚注

  1. ^ “ネパール新首相にオリ氏=親中派政権誕生へ”. 時事ドットコム. 時事通信. (2018年2月15日). https://web.archive.org/web/20180717154037/https://www.jiji.com/jc/article?k=2018021500977&g=int 2018年2月15日閲覧。 
  2. ^ “In a blow for K P Oli, Nepal SC asks President to appoint Congress leader Sher Bahadur Deuba as PM”. The Indian Express. (2021年7月12日). https://indianexpress.com/article/world/nepal-sc-kp-oli-new-prime-miniter-sher-bahadur-deuba-7400766/ 2021年7月12日閲覧。 
  3. ^ “Sher Bahadur Deuba becomes Nepal’s Prime Minister for 5th time”. The Indian Express. (2021年7月13日). https://indianexpress.com/article/world/sher-bahadur-deuba-becomes-nepals-prime-minister-for-5th-time-7402595/ 2021年7月14日閲覧。 
  4. ^ “Maoist chief Pushpa Kamal Dahal ‘Prachanda’ becomes Nepal’s new PM”. Indian Express Limited. (2022年12月26日). https://indianexpress.com/article/world/pushpa-kamal-dahal-prachanda-appointed-new-prime-minister-nepal-8343712/ 2022年12月26日閲覧。 

参考文献

  • 佐伯和彦『世界歴史叢書 ネパール全史』明石書店、2003年。 

関連項目

党職
先代
スシル・コイララ
ネパール会議派党首
2016 -
現職
公職
先代
マン・モハン・アディカリ
ネパールの旗 ネパール首相
第45代:1995 - 1997
次代
ロケンドラ・バハドゥル・チャンダ
先代
ギリジャー・プラサード・コイララ
ネパールの旗 ネパール首相
第51代:2001 - 2002
次代
ロケンドラ・バハドゥル・チャンダ
先代
スーリヤ・バハドゥル・タパ
ネパールの旗 ネパール首相
第54代:2004 - 2005
次代
ギリジャー・プラサード・コイララ
先代
プラチャンダ
ネパールの旗 ネパール首相
第63代:2017 - 2018
次代
K.P.シャルマ・オリ
先代
K.P.シャルマ・オリ
ネパールの旗 ネパール首相
第65代:2021 - 2022
次代
プラチャンダ
外交職
先代
チャンドリカ・クマーラトゥンガ
南アジア地域協力連合議長
2002
次代
ザファルッラー・カーン・ジャマーリー
2008年 - 現在

ギリジャー・プラサード・コイララ 2008 / プラチャンダ 2008-2009 / マーダブ・クマール・ネパール 2009-2011 / ジャラ・ナート・カナール 2011 / バーブラーム・バッタライ 2011-2013 / キル・ラージ・レグミ 2013-2014 / スシル・コイララ 2014-2015 / K.P.シャルマ・オリ 2015-2016 / プラチャンダ 2016-2017 / シェール・バハドゥル・デウバ 2017-2018 / K.P.シャルマ・オリ 2018-2021 / シェール・バハドゥル・デウバ 2021-2022 / プラチャンダ 2022-

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