| この項目では、楽曲について説明しています。アン・ルイスのアルバムについては「グッド・バイ・マイ・ラブ (アルバム)」をご覧ください。 |
「グッド・バイ・マイ・ラブ」(Good bye My Love)は、日本の歌手アン・ルイスの5枚目のシングル。1974年4月5日にビクターレコードから発売された。
1989年の坂上香織によるカバー作品(タイトル表記は「グッドバイ・マイ・ラブ」)、2006年に発売された福田沙紀によるカバー作品など、後年他の歌手によるカバーがいくつかあり、本項ではオリジナルバージョン、カバーバージョンの両方について解説する。
アン・ルイス バージョン
概要
表題曲は平尾昌晃が作った流麗なメロディに、なかにし礼が美しい言葉を用いた詞を乗せ、アン・ルイスが甘いヴォーカルで切々と歌ったバラード曲[1]。アンにとって初のヒット・シングルとなった。間奏部分に英語のセリフがある。当時のアンは、アイドル路線で売り出していた。
のちにテレサ・テンもカバーしている[注 1]。とりわけアジアにおいてはテレサの歌声で広く親しまれている楽曲であり[注 2]、1996年製作の香港映画『ラヴソング』でも、テレサによる中国語版が使用された。
この他、1990年の日本映画『ゴールドラッシュ』(監督:和泉聖治、主演:大友康平)の劇中で南野陽子が歌っている。
収録曲
カバー
坂上香織バージョン
「グッドバイ・マイ・ラブ」は、坂上香織の4作目のシングルである。東芝EMI / EASTWORLDから1989年7月26日に発売された[3]。
解説
打ち込みで構成されているため、デジタルな仕上がりのサウンドである。イントロ部分が異なり、また途中の英語のセリフがカットされるなど、アン・ルイスのオリジナルとは異なっている。
坂上は発表当時はまだ14歳(中学3年生)であったが、当作発売日3日後に15歳の誕生日を迎えた。
収録曲
CT全作詞: 松本隆。 |
# | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 時間 |
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1. | 「グッド・バイ・マイ・ラブ」(歌入り) | なかにし礼 | 平尾昌晃 | 大谷和夫 | |
2. | 「グッド・バイ・マイ・ラブ」(オリジナル・カラオケ) | 松本隆 | | | |
3. | 「もう一度振り向いて」(歌入り) | 松本隆 | 井上ヨシマサ | 船山基紀 | |
4. | 「もう一度振り向いて」(オリジナル・カラオケ) | 松本隆 | | | |
合計時間: | |
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収録作品
- アルバム
楽曲 | アルバム | 発売日 | 備考 |
グッド・バイ・マイ・ラブ | 『ベストナウ』 | 1990年11月24日 | ベストアルバム |
『ゴールデン☆ベスト 坂上香織』 | 2003年3月19日 | ベストアルバム |
グッドバイ・マイ・ラブ (VERSION II) | 『夏休み』 | 1989年8月9日 | カバー・アルバム |
もう一度振り向いて | 『ベストナウ』 | 1990年11月24日 | ベストアルバム |
『ゴールデン☆ベスト 坂上香織』 | 2003年3月19日 | ベストアルバム |
松崎しげるバージョン
「グッド・バイ・マイ・ラブ」は、松崎しげるの33作目のシングルである。
収録曲
8cmCD# | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 時間 |
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1. | 「グッド・バイ・マイ・ラブ」 | なかにし礼 | 平尾昌晃 | 山口龍夫 | |
2. | 「SENTIMENTAL」 | 古賀勝哉 | 羽場仁志 | 杉山正明 | |
3. | 「グッド・バイ・マイ・ラブ」(オリジナル・カラオケ) | | | | |
合計時間: | |
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タイアップ
福田沙紀バージョン
「グッド・バイ・マイ・ラブ」は、福田沙紀の4作目のシングルである。
解説
イントロ部分が異なり、また途中の英語のセリフがカットされるなど、坂上同様にアン・ルイスのオリジナルとは曲調が異なっている。
収録曲
タイアップ
舞台劇・映画『くちづけ』に関連するカバー
日本の劇団・東京セレソンデラックスが2010年に初演した舞台劇『くちづけ』の主題歌として、のあのわによるカバー・バージョンが使用された。楽曲CDは会場限定発売のみでリリースされた[7]。
2013年には上記舞台劇を原作とした同名映画が堤幸彦監督で製作され、5月25日に公開された。こちらでは熊谷育美によるカバーが主題歌として起用されている[8]。
その他のカバー
- グッド・バイ・マイ・ラブ
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- パトリシア - アルバム『終着駅〜グッドバイ・マイ・ラブ』(1974年発売)収録 - フランス語詞によるカバー
- 小泉今日子 - アルバム『No.17』(1990年7月21日発売)収録
- 森恵 - カバーアルバム『Grace of the Guitar』(2013年10月16日発売)収録
- 真心ブラザーズ - カバーアルバム『PACK TO THE FUTURE』(2015年10月7日発売)収録[9]。
- 酒井法子 - ミニアルバム『Truth〜飛べない鳥よ〜』(2015年11月11日発売)収録[10]。
- 田村芽実 - DVD『CLIP&COVERS』(2020年4月8日発売)収録
- 上白石萌音 -カバーアルバム『あの歌-1-』(2021年6月23日発売)収録
脚注
[脚注の使い方]
注釈
- ^ アン・ルイスは生前のテレサ・テンと親しく、テレサの一周忌に日本で開催された追悼展のプログラムにもコメントを寄せている。
- ^ 中国語版のタイトルは「再見!我的愛人」。中国語版のほか日本語版も存在するが、セリフ部分はいずれも中国語である。
出典
- ^ a b “6月5日はアン・ルイスの誕生日~唯一無二の二面性”. 大人のMusic Calender. 2023年6月14日閲覧。
- ^ “アン・ルイスのランキング情報”. ORICON NEWS. oricon ME. 2023年6月14日閲覧。
- ^ “坂上香織 / グッドバイ・マイ・ラブ[廃盤]”. CDジャーナル. 音楽出版社. 2021年12月14日閲覧。
- ^ “グッド・バイ・マイ・ラブ|松崎しげる”. ORICON STYLE. 株式会社oricon ME. 2021年12月16日閲覧。
- ^ “グッド・バイ・マイ・ラブ”. タワーレコード. 2021年12月16日閲覧。
- ^ “不信のとき ウーマン・ウォーズ”. テレビドラマデータベース. 2021年12月16日閲覧。
- ^ “のあのわ、劇団「東京セレソンデラックス」本公演の主題歌を会場限定発売”. ro69. ロッキング・オン (2010年7月7日). 2013年5月2日閲覧。
- ^ 島村幸恵 (2013年2月1日). “貫地谷しほり初主演映画『くちづけ』主題歌にアン・ルイスの「グッド・バイ・マイ・ラブ」が決定”. シネマトゥデイ. 2013年5月2日閲覧。
- ^ “真心ブラザーズ、聖子&明菜ら昭和の女性アイドルカバー「歌うの楽C」”. ORICON (2015年7月10日). 2015年7月10日閲覧。
- ^ “酒井法子、新作ミニアルバムに「碧いうさぎ」2015年ver.”. 音楽ナタリー (2015年11月10日). 2015年11月11日閲覧。
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シングル | |
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アルバム | オリジナル | |
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ベスト | グッド・バイ・マイ・ラブ - スーパー・デラックス - ベスト・ヒット・アルバム - Pink Specials - 全曲集 - WOMANISM I 〜ZEN・KYOKU・SHOO 1974-1984〜 - WOMANISM II 〜ZEN・KYOKU・SHOO 1985-1991〜 - WOMANISM III 〜NAKU・TAME・YOO〜 - WOMANISM IV 〜NEW・KYOKU・SHOO〜 - アン・ルイス Best Selection - WOMANISM COMPLETE BEST - アン・ルイス ベスト&ベスト - スーパー・ベスト - ゴールデン☆ベスト アン・ルイス 1973〜1980 - ゴールデン☆ベスト アン・ルイス 1982〜1992 - スーパー・ベスト 〜ラブソングス〜 - アン・ルイス・グレイテスト・ヒッツ - アン・ルイス・グレイテスト・ヒッツ・ウィズ・カヴァーズ - アン・ルイス・グレイテスト・ヒッツ・ウィズ・スロウバック・クリップス |
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カバー | |
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セルフカバー | me-mySELF-ann-i ″refreshed″ - REBIRTH Self-cover Best |
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ライブ | LOVE & PEACE & ROCK'N ROLL |
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コンピレーション | |
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リミックス | PATRICK B REMIX PROJECT Ann Lewis CLUB TRIP |
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CD-BOX | ANNIE'S RAG BAG - ANNIE'S BOX - アン・ルイス コレクション CD・BOX |
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関連項目 | |
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関連人物 | |
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カテゴリ |