クロスパティー

クロスパティー

クロスパティー英語: cross pattée, cross pattee, crosse pattée, cross patty, cross formée, cross formy)は、十字紋章の1つで、アームの幅が中央は細く端では広がっているもの。ポウクロス末広十字とも呼ばれる場合がある。

名称のパティーフランス語: patte)は「足」の意味で、特に初期の形状が足に似ていた事に由来する。

マルタ十字と似ているが、マルタ十字ではアームは曲がっていない。ドイツ騎士団のクロスパティーは黒十字鉄十字の元となった。

種類

クロスパティーは以下のように複数のバリエーションがある。

  • ドイツ騎士団の十字の1つ
    ドイツ騎士団の十字の1つ
  • アームの側面の全体が曲がっている。鉄十字として1915年にドイツ空軍で使用された。
    アームの側面の全体が曲がっている。鉄十字として1915年にドイツ空軍で使用された。
  • アームの側面の曲がりが少ない。1918年に4月にドイツ空軍に使用された。
    アームの側面の曲がりが少ない。1918年に4月にドイツ空軍に使用された。
  • アームの端が曲がっている。アリゼ(英語: Alisee、フランス語: croix pattée alésée arrondie)とも呼ばれる。
    アームの端が曲がっている。アリゼ(英語: Aliseeフランス語: croix pattée alésée arrondie)とも呼ばれる。
  • アームが三角形(アームの側面が直線のため、「クロスパティー」ではなく「マルタ十字」の1種とされる場合もある)
    アームが三角形(アームの側面が直線のため、「クロスパティー」ではなく「マルタ十字」の1種とされる場合もある)
  • アームが三角形で、全体が四角形に近い。
    アームが三角形で、全体が四角形に近い。
  • 黒十字。ドイツ騎士団のクロスパティーを元に作られた。
    黒十字。ドイツ騎士団のクロスパティーを元に作られた。

関連項目

脚注

外部リンク

  • Lutheransonline.com, variations of Crosses - images and Mmeanings
典拠管理データベース: 国立図書館 ウィキデータを編集
  • ドイツ