ギンヨウアカシア

ギンヨウアカシア
Acacia baileyana
黄色い花が咲き誇っている。
春先に咲き誇る
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類 core eudicots
階級なし : バラ類 rosids
階級なし : マメ類 fabids
: マメ目 Fabales
: マメ科 Fabaceae
亜科 : ネムノキ亜科 Mimosoideae
: アカシア属 Acacia
: ギンヨウアカシア A. baileyana
学名
Acacia baileyana F.Muell.
シノニム
本文を参照
和名
ギンヨウアカシア
英名
Cootamundra wattle
分布図
(時期情報なし)

ギンヨウアカシア(銀葉金合歓、銀葉アカシア、学名Acacia baileyana)は、マメ目マメ科ネムノキ亜科[注 1]アカシア属の1種。日本語では「ハナアカシア」ともいうほか、「ミモザ」「ミモザアカシア」とも呼ばれるが、後2者は流通名として広まったもので、本来の「ミモザ」は本種が属するアカシア属とは異なるオジギソウ属(英語版)(学名:Mimosa)の植物の総称である。

形質

オーストラリア原産。常緑高木である。

銀色を帯びており、和名の「ギンヨウ(銀葉)」はこれに由来する。形状は一回偶数羽状複葉である。1月から3月にかけてが花期であり、山吹色ヤマブキの花の色。赤みを帯びた彩度の強い黄色。)より心持ち淡い色のが総状に集まり、花序を構成する(総状花序)。

よく似た仲間に同属のフサアカシアがある。

根の張りが浅い一方で生長が早く樹形が崩れやすいうえ、萌芽力も旺盛であることから、育てる際には毎年の剪定が必須とされる[1]

分類

本種は1888年フェルディナント・フォン・ミュラーによって記載された。

シノニム

  • Acacia baileyana F.Muell. var. aurea Pescott
  • Acacia baileyana F.Muell. var. purpurea F.Muell.
  • Racosperma baileyanum (F.Muell. Pedley)

ギャラリー

  • オーストラリア、キャンベラの晴れた冬の日の本種
    オーストラリア、キャンベラの晴れた冬の日の本種
  • オーストラリア、キャンベラの晴れた春の日の本種
    オーストラリア、キャンベラの晴れた春の日の本種
  • 花と葉
    花と葉
  • 葉の様子
    葉の様子
  • 頂小葉は無く、偶数羽状である。
    頂小葉は無く、偶数羽状である。
  • カリフォルニア大学サンタクルーズ校の樹木園 (cf.) にある標本。
    カリフォルニア大学サンタクルーズ校の樹木園 (cf.) にある標本。
  • 結実した本種。その形状からマメの仲間であることがよく分かる。
    結実した本種。その形状からマメの仲間であることがよく分かる。
  • 種子
    種子
  • オーストラリアのイラワラにあるイラワラ・グレヴィリア・パークの敷地内で栽培中の本種。
    オーストラリアのイラワラにあるイラワラ・グレヴィリア・パークの敷地内で栽培中の本種。
  • ロサンゼルスのミッドウィルシャー(英語版)にて。街路樹に利用されている本種。ただし、この地域では珍しい例であるという。
    ロサンゼルスミッドウィルシャー(英語版)にて。街路樹に利用されている本種。ただし、この地域では珍しい例であるという。

脚注

[脚注の使い方]

注釈

出典

  1. ^ 玉崎弘志『プロが教える 庭木・花木の手入れと剪定 DVD70分付き』、西東社、2016年、ISBN 978-4-79-162468-3、p.68

関連項目

ウィキメディア・コモンズには、ギンヨウアカシアに関連するカテゴリがあります。
ウィキスピーシーズにギンヨウアカシアに関する情報があります。
  • 表示
  • 編集