キュロス1世

キュロス1世
アンシャン
在位 紀元前640年 - 紀元前580年

死去 紀元前580年
アンシャン
子女 カンビュセス1世
アルック(ドイツ語版)
王朝 アケメネス朝
父親 テイスペス
テンプレートを表示

キュロス1世Cyrus I, :Κύρος, ペルシャ語表記:کوروش , 生没年不詳)は、アケメネス朝アンシャン王。後に大帝国を建国したキュロス2世の祖父にあたる。在位期間は紀元前640-600年頃または610-585年頃と見られている。

来歴

孫のキュロス2世が残した円筒印章キュロス・シリンダー)によれば、キュロス1世はアンシャンの大王でテイスペスの息子とされている。同じ内容はヘロドトスの『歴史』やダレイオス1世のベヒストゥン碑文にも記されている。またペルセポリス出土粘土板やエラム語印章の「アンシャンのキュロス、テイスペスの息子」という銘文でも裏付けられている。

当時のペルシアは小国の一つであり、紀元前646年または639年に有名なアッシリアアッシュールバニパル王に長男アルック(ドイツ語版)を人質として差し出している。アッシリア文書では「パルスマシュの王クラシュ」として言及されている。ただしクラシュをキュロス1世と見なすことには異論もある。パルス地方を支配していた兄弟のアリアラムナ1世(英語版)メディア王国により廃位されたため、メディアに従順だったキュロス1世はその勢力をアンシャンからパルサ地方にまで拡大した。


先代
テイスペス
アンシャン
紀元前640年 - 紀元前580年
次代
カンビュセス1世
  • 表示
  • 編集
典拠管理データベース ウィキデータを編集
全般
  • VIAF
国立図書館
  • ドイツ
人物
  • ドイッチェ・ビオグラフィー